「ミューズのウェットティッシュ」でレンズに使われているラバーの白い粉が驚くほど取れる。という噂を小耳に挟んだので、前々から機会があったらぬぐってみようと熱望していた。
ドラッグストアを訪れるたびにチラチラとミューズを探していたけれど、悪疫でウエットティッシュが軒並み完売し続けていたため、今まで入手が遅れてしまっていた。
気がつけば販売元がP&Gではなくなっていて、わたしが知らない間にアース製薬に販売委託が移り、今ではレキットベンキーザージャパンが販売している。なにその会社と思ったら、もともとミューズのブランドを作っていた会社とのこと。
何がどうなってレンズのラバーに粉が吹くのか。そしてどういう理屈でミューズが白い粉を拭いやすく、再粉吹を防ぐのかはよくわからない。しかしミューズでなくてはいけないらしい。ただの無水エタノールだと、確かに白い粉はすぐ出てきてしまった記憶がある。
いざヌグいまくろうと思うと、案外どのレンズもそこまで粉っぽくない。どうしても拭ってみたかったので、比較的新しくて丈夫そうなマイクロニッコール60/2.8Gさんに白羽の矢を立てた。さあキレイになろうねえ。
ゴムとゴムの間の掃除が思ったより大変。ただ拭くたけだと白い粉にアクセスできないので、ペーパーの上から爪楊枝でスジ彫りするように掃除していく。
そしてウェットティッシュが想像よりウエットで、ごしごし掃除するのが若干ためらわれた。でもまあこれだけ汚れていたので、思い切って掃除してよかった。
清掃後がこちら。
確かにキレイになったけど、わたしの掃除がちょっと甘い。白い粉が拭いきれていない。でも確かに無水エタノールよりはキレイになった。でもそこまででも…という感じがなくもない。
結果としてレンズのメンテナンスにつながるし、たまにはこうして細かい所の汚れを取るのもいいんだろう。マイクロ60/2.8Gはわたしの手持ちレンズの中で五本の指に入るくらい使い込んだレンズだ。また何かのラバーが白くなったらミューズで拭いてあげようと思う。
[↑今度カメラ本体のラバーも拭ってみよう]