マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

わたしはZMC105/2.8Sで猫様たちを撮るもプロテクトフィルター装着について懊悩する

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」を導入してから猫様を撮るのが楽しい。Z24-200はとても便利なレンズだったのだけれども、ZMC105/2.8Sの描写は素晴らしく、猫様をピンで抜くのであれば猫ポートレートレンズとして大変満足できる。

stray cat

マイクロニッコールの鋭い解像力とピント前後の美しいボケ。どんな環境下でもヒゲに色収差が乗ることもなくピンピンに取れる。MC105mmの等倍作例が出回ったとき、その色収差のなさと解像力の鋭さに惚れて導入を決意したが、いい買い物をした。

stray cat

さすがにZ24-200はワイド端がf/4。テレ端が6.3ということもあり、夜間の撮影だとISOを上げても厳しいことがあった。ZMC105/2.8SはZ5でもマクロ域でなければAFの歩留まりもよくなって嬉しい限り。

stray cat

そんな猫ざんまいのわたしだったが、ある日のこと。ノーフィルターでガシガシ使っていたレンズにプロテクターとして「Kenko HMS 1B SKYLIGHT WP」を装備してみた。今までマイクロ60/2.8Gに使っていたもので、62mmのフィルター径が同じだったからだ。

stray cat

そこに現れたこちらの物件。「入居者募集中」のカンバンの上にモノレールしている三匹の猫様。わたしも! わたしもそこに入居させてください!! と内見を始める。

 

stray cat

こちらハチワレの間。…うん? これまで見なかったフレアとゴーストが乗ってきた。

 

stray cat

白黒の間。オァー!! ゴーストがめっちゃ出てきた!!! やっぱりフレアで全体的に白っぽい!!!!

 

stray cat

サバトラの間。これはまあ… しかし若干フレアっぽいような。

逆光下でもいままでこんなことはなかった。つけたばかりのケンコースカイライトが悪さをしているのは明白だ。

stray cat

「入居せんのか?」

問いかけてくる猫様のキャッツアイ。

stray cat

「わたしにはまだ早いようです」

「さよか」

的な感じでその日は流れる。

家に帰ってニコンの「ARCREST PROTECTION FILTER」というお高い純正保護フィルターの購入を検討していたところ、マルミ光機の「EXUS」が高評価なのに気が付く。ほう、帯電防止コーティングをしているのはマルミだけなのか。と、本来の目的を忘れてこちらを購入。

カメラバックに入れているとき。撮影のときに面倒なのでレンズキャップをはずしっぱなし、フードありのまま入れて運用している。そのためレンズにホコリがつく機会が多い気がして気になっていたのだ。

stray cat

今のところ撮れている写真に怪しいところはなく、猫様にもおおむね好評をいただけている気がしなくもない。

これでもしフレアとゴーストが出てくるようならいっそノーフィルターでいこう。今どきスカイライトを付けて撮影をしている人もそういないと思うし、古いフィルターを運用したわたしもどうかと思うが、ZMC105/2.8Sを使っていて初めての露骨ゴースト&フレアに驚き、フィルターについて悩み考える機会があったということは新しい出会いだ。そして少しの反省。フィルター沼というのもあるのではと背筋がうすら寒くなった年末であった。

stray cat

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

[↑オッ、フィルター新しくした? マルミ?? そいつは丸いねえ]