新しいレンズを購入した。NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S。ニコンのマイクロレンズ。マイクロニッコールの名前はMCと略されてしまったのが少しさみしい。
発売されて作例があちらこちらに上がり、すぐに脳内から快楽物質が滲み出てくるのがわかりました。「このレンズは買いだ」と本能が告げていた。今まで「一般的」なレンズで105mmのマクロはあまり唆られることがなかったので、ついにわたしも105mmのAFレンズを手にしてしまうかと心躍った。けれど気がつけば在庫がどこもなく、Z24-200も買ったばかりだし、年内に買えればいいやと思っていたらいい出会いがあった。
となると撮るべきは猫様。いつものおさんぽコースをカメラぶらぶらさせて猫様を探す。ミケサビさんがお出迎えだ。
そののちニャンプ!!
のびーる猫様は器用にフェンスに駆け上がり。
ぶじ定位置にモノレールオン。
背景に黄葉を背負って凄まれる。サービスはここまで。という意志を汲み取り次のポイントへ移動する。
ぐっすらお昼寝中の猫様に大接近。手前の猫様にはガン見されているけれども、奥の猫様はやすらかな寝息を立てておられる。ここはサイレントシャッターで仕る。
寝起きに枯れ葉をひと嗅ぎ。おやそのお腹はどうしましたか? 術後でございますか? ちょっと失礼…
それ以上近づいたら…わかるな? 的な意志を目線に込めて。おだいじに…
そろそろ帰ろかな。というところで黒猫様大接近。
わたしの手にはついでに寄ったコンビニの袋がガサガサと。すまない…ごはんはないんだ…
そうか、ごはんはないのか。
物分りのよい猫様はそれはそれで居たたまれない気持ちになるが、写真を撮らせてもらう。触ろうとすると逃げるが、105mmで撮る分には許してやろうという表情。甘えられるときに甘えさせてもらいます。ありがとう猫様。
ZMC105mmはいいものだ。ズーミングしなくても適切な距離感を保てるし、描写はキレキレ。今のZレンズらしく色収差を感じるシーンは皆無で、ピントピークからのボケもなめらか。
これからも使い込んでいって、猫様の瞳に毛先に肉球に。自由自在のピントをものにできるよう精進していきたい。
[↑マクロレンズは猫撮りに最適だヨ!!]