スペインよりお越しのキケンなコンビ!! 自然水銀＆辰砂。
いずれ劣らぬ毒性鉱物でございます。
ギラギラした球体と真っ赤な結晶。もちろん銀色が水銀で赤が辰砂。
こいつもここまで拡大しないとキレイさが伝わらない標本。
水銀はずいぶん安定しているようで、ちょっとばかり強く扱っても、
撮影のためにハロゲンライトを当てても蒸発しない。
純粋な水銀というのは体温計にも使われるほど昇華しやすく、
むきだしだと体温でたやすく蒸発してしまう。
撮影していて消えてしまうんじゃないかとドキドキしっぱなしだ。
もちろん気化した水銀は体に毒なのはいうまでもない。
ちなみに辰砂も水銀からできる鉱物。
硫化水銀が主で、これを精錬して水銀を作る。
天然で水銀が算出するのはけっこう珍しいケースで、
こうしてちいさくとも球形の結晶はレアだ。
画質レベルをこれ以上落としたくないので、
わたしが撮れる拡大系はここが限界。
撮影範囲は2mmほど。
これ以上の拡大撮影はもうシャープさのかけらもなくなってしまう。
やっぱり石の撮影はシャープさがないといけない。
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