マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。被写体は鉱物標本/ルース。猫も撮ります。マクロレンズとヘンなレンズが多いです

スミソナイト

Smithsonite
石データ=メキシコ シナロア州 チョイクス 3.1ct
撮影機材=D90 / ベローズ /トミノン75mm F4.5


前からほしいほしいと思っていたスミソナイトのルース。
半透明のブルーの中にいくつかの濃淡があり、それがバーになっている。
もともと石は原石から入ったわたしとしては、こうした濃淡が味と感じるのだけれども、
ラグジュアリーな方々にとっては瑕疵となる。
そこをお安く購わせていただくのがニッチユーザーの心意気。


スミソナイトは和名を菱亜鉛鉱というが、裸石の場合は横文字がしっくりくる。
スミソニアン博物館でおなじみのイギリス人、鉱物学、科学者であるジェームズ・スミソンの名前がついている。
ドジスン石とかじゃなくて本当によかった。


石的には方解石グループで、ロードクロサイトとは兄弟分にあたる。
ロードクロサイトがマグネシウムと炭酸イオンの結びつき、「MnCO3」であるのに対して、
スミソナイトは亜鉛と炭酸イオンの「ZnCO3」。
「○○ CO3」の○○に何が入るかで色も性質も硬度も変わる。
これだから石は面白い。


ロードクロサイトはごくごく稀に透明なものを産出して、
ルビーに勝るとも劣らない赤を出す。
が、よいスミソナイトには完全透明なものはなく半透明。
なぜそうなのかはちよっとわからないけれども、成分の亜鉛が何かをしているのだろう。


が、半透明には半透明のよさがある。
ヒスイの上級のものがやはり半透明を示し、ペンライトを当てると光が漏れる。
さらに最上級のものとなると、新聞紙の上に置いてその文字が判別できるくらいだ。


このスミソナイトもなかなかの透明感で、下に敷いた英字の文字がうっすら見える。
ただし透明なところに文字をもってくるとあまり美しくなかったので、
ごく端に文字をもってきている。
屈折率も複屈折も水晶を超えているため、文字が激しく歪んでいる。


硬度は4.5と低いため身につけるには覚悟が必要だ。
わたしはルースケースに入れてじっとり眺め回すので問題はない。
が、撮影のときなどは落とさないよう気を使うのでお姫様のような扱いをしている石だ。



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[↑半透明の石って萌え]


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