玉滴石 - マクロ☆スタイル

玉滴石は大好きな石で、いくつか持っているけれど、
何度写真に撮っても飽きない石だ。
角度によって表情が違うし、透明なところの輝きもまた違う。
おまけに丈夫なので手で触っても平気で、
つるつるして滑らかな触感は何度触っていても飽きない。

透明なガラスのようであるけれども、この石はオパールの一種。
色も形もそれっぽくないけれどもそうなんだから仕方がない。
学名をHyalite。ハイアライトといい、これも悪くないネーミング。
が、和名の雅さには敵うまい…
滴(しずく)が玉(玉)となって石になった。
というイマジネーションを掻き立てる美しさ。
ぜひマニアとしてはギョクテキセキと発したい。

実際、どのようにしてこれが育ったのかが気になるところ。
名前の通り、ケイ素成分を含む水が長い年月をかけて、
滴が落ちて玉になった… というのであれば浪漫がある。

もっとも今のところは本気で調べるつもりもなく、
手のひらで転がしながら想像を逞しくすることのほうに興味がある。
わたしのようなミーハーな石マニアにとって、
ときに想像からの結論は事実に勝る。

チェコ産。
FOV=約30mm
D600 / Bellows / NIKKOR-P 1:4 f=105(ベローズニッコール)