マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

コロンビア。チボール鉱山のユークレース

Euclase

Chivol mine Columbia
FoV=13mm
D610/Bellows/Macro-Topcor 3.5/30mm


皆さまは池袋のミネラルショーに行かれましたでしょうか?
わたしは胃潰瘍が見つかりずっと自宅でダンゴムシ状態でした。
その時期のtwitterを眺めていると羨ましさでリアル吐血という感じで。

今年の池袋ショーは『宝石の国』の影響などがあったのか、特定の宝石がよく出ていたということを小耳に挟んでおります。
フォスフォフィライト、辰砂、ウォーターメロントルマリン、各種ダイヤにベニトアイト… いずれも鉱物的にはけっこうレアな石が人気だそうで…

それら作中に出てくる宝石の中でわたしが一番好きな石。といわれたら、迷わずこれを挙げます。ユークレースです。

購入したのは十年近く以前なのですが、やはりその頃からレアストーンとして石マニアたちの憧れの石でした。硬度は7半と硬いけれども、しかしながら壁開完全。衝撃に弱く、割れやすい。
写真の石も右上がキレイに欠けています。手に入れたとき、あまりに嬉しくてよく眺めていたので、自分で落として欠けさせたのかもしれません…

繰り返し繰り返して主張していることですが、名前の美しい石は宝石としても美しいんです。これはもう信仰のようなものですが、この教えに従えばユークレースの名は限りなく完璧。

ベリリウム珪酸塩鉱物。つまりエメラルドと似た成分を持つユークレースは、エメラルドの出る鉱山で発見されることが多い。
ただでさえ産出が少ないエメラルドであるけれど、ユークレースはそこからさらに少ないレアストーンのお姫様だ。

この撮影が終わったらふたたびルースケースに入れて深窓の令嬢に戻ってもらう。もっと表に出たいかもだれども、欠けやすいのでお父さん許しません。

 

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[↑なんて繊細な響きなんでしょう…ユークレース] 

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