マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

梅と塩だけで作った伝統的な梅干しが食べたいんだ!!

UME-BOSHI

記録低猛暑続く中。熱中症でダウンする人が続出し、塩分水分の補給が求められるようになった。わたしも通勤行き帰りは幼児が懸命に絞ってくれた雑巾みたいにビシャビシャだ。

ちょっとフラつくかなというときは、ポカリスエットなどのスポーツドリンクを飲むも、甘さがどうもよくない。わたしは甘いものよりしょっぱいもののほうが好きだし、糖分摂りすぎなのでは? 定期的な血液検査のときにかかりつけにジト目をされるのでは? と心配になる。

だから梅干し!! これで脱水症状のときも安心! というわけではなく、そのとき思い浮かんだのが梅干しだったという話。スポドリは糖分少ない仕様のものを飲むことで解決しました。前段が長~い。

どうせ食べるなら本物の梅干しを。はちみつや酢などを使わない、梅と塩だけのものを。しかも減塩しない伝統的なしょっぱい梅干しを。梅ならば和歌山だ。紀州の梅だ南高梅だ。

というわけで買ったのがこちら。『なかまつ農園』さんの「完熟梅干(つぶれ梅)」。塩分濃度20%。お値段はちょっと控えめな「つぶれ梅」にする。味わいはまったく変わらないと農園のお墨付きだ。料理に使うときもきれいな梅を潰す罪悪感がない。

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紫蘇梅ではなく白梅。わたしは紫蘇梅よりもすっぴんなこの梅干しがいい。梅干しといえば赤。という方もいるが、わが家では梅と言ったらこの色。個体差によって色合いが違うこの感じ。これこれ。原材料は賞味期限シールで隠れているけれど、梅と塩だけだ。安心して。

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わたしが買ったのは500gの中粒(2L,3L)サイズの梅。詳しくは下記『なかまつ農園』さんのサイトを参照のこと。直接通販はもちろん、作りに関するこだわりなども見ることができる。ブログの最後にも楽天のリンクを貼っておきます。

www.nakamatsu-farm.com

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いくら能書きがあっても、ようは味だぜ味。小さいのをひとつぶ味見…おいしい~!! 

ばっちりなしょっぱさがあるけど梅の香りとすっぱさもしっかりある。顔をしかめながら食べるも心はニッコリ。しょっぱすっぱと梅の香りだけではなく、フルーツの甘みもうっすら感じる。

これはいい。皮も極薄で口にまったく残らない。容器から取り出すとき箸でつまむと、うまくやらないと皮が破けてしまうほどだ。これは焼酎の梅割りとかで飲んだらたまらんだろうな~

UME-BOSHI meet source spaghetti

昼ごはんにさっそく梅を使ってみた。梅ミートソース。材料は…
パスタ乾麺:100g
トマト缶(ダイス):ひと缶500g
ひき肉(合挽き):100g程度
国産にんにく:大きめ2片
たまねぎ:中ひと玉
梅干し:大きめ一粒
バジル:少々
塩コショウ:適量
パセリ:少々
オリーブオイル:適量

なんかお料理ブログみたいだぞ。まず、オリーブオイルで玉ねぎみじんとにんにくみじんを炒める。わかっている人は別々に炒めて、焦がさないようにお気をつけあそばせ。

ひき肉は一度ざっくり湯通ししたものを炒める。トマト缶と混ぜて水分が飛ぶまで詰めたら塩コショウとバジルで味を整え、火から上げる直前でたたき梅を混ぜ込む。茹でたパスタの上に汁気の少ないこの梅ミートソースをぽってりと盛り付けたら乾燥パセリを振って優勝。

パスタは一人前だけれども、梅ミートソースはこれで3人前はかたい。残りは粗熱を取ってタッパーで冷蔵or冷凍保存。3日くらいで食べきるなら冷蔵。それ以上時を止めたければ冷凍を。

梅は「これだけでいいの?」って感じだけれども、昔ながらのこの梅干しなら大きめ一粒で十分梅干しの風味香る、具がしっかりめのミートソースになります。お肉の味をもっとがっつり出したい方は湯通ししないで、生のまま炒めて油と肉汁をプラスしましょう。香辛料にナツメグを入れてもOK。

…この梅干し。そのままでも料理でも使える。風味がバッチリ。500gあればしばらく楽しめるけど、保存食だし1kgでもよかったかも。

そして忘れちゃいけないおまけつき。

TENJINSAMA

天神さま~ 漬けが甘い梅干しの天神さまは食べる気しないけど、しっかり漬けてある梅干しならこれは食べておきたい!! 梅干しのタネをペンチなんかでばきっと割って、中の仁を食べる。まさに一粒で二度美味しいのが梅干し。

TENJINSAMA

半分に割るとこう。これはいい天神さま。

味はそれほどないけど、香りがすごい。杏仁豆腐に使われる杏仁霜とほとんど同じ。食感はナッツ。いい梅干しならばこの天神さまをいただかない選択はない。ただ、タネを割るとき気をつけないとあちこちにカラが飛び散ります(飛び散った)。

夏こそ梅干し。塩分摂り過ぎにも気をつけつつ、バランス良くこの夏を乗り切っていきたい。

 

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[この梅、ウメーな!(…最後に!!)]