余所者には心を許さず間合いを詰めると猫なのに脱兎のごとく。
世の中猫好きばかりじゃないのでそれでいい。
手の届かない場所にいても眼光鋭く警戒を怠らず。
やはり間合いを詰めるとハフンと鼻を鳴らして身を隠す。
それでも老境にさしかかった猫などは悟ったのか諦めなのか。
人間が近づいても反応薄く、触られてもなすがまま。
「ちょっと日向を隠さないでくニャさい」
みたいな抗議のまなざしで人間をたじろがせるに至る。
怪我をしても病院も薬もなく自己治癒がすべて。
それでも彼らのまなざしは強く、警戒を解かず。
「この人間は信用に足るニャ否か?」
みたいな問いかけの眼差し。
そろそろ冬の気配が薄れて今年も厳しい季節を乗り切ろうという時期。
すべての猫がしあわせでありますようにと願ってシャッターを切る。
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[↑せめてその傷にオロナインを塗らせて…]
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