福音書館「たくさんのふしぎ 石は元素の案内人」に掲載されていた
「孔雀石をバーナーで焼いて銅を精錬する」
を見てわたしも焼きたいバーニングしたい~と暴れていたら「焼いてみますか?」と著者その人から水を向けられ速攻で焼く運びとなった。
ある晴れた夏の日。某氏のお庭に集まった数人の石クラスタはまず、なぜかお庭に転がっていた孔雀石を石頭ハンマーで叩いて1cmくらいのカケラにし、それを木炭の上に乗せてガストーチで熱した。
庭石に孔雀石。よくみるとどこかのメノウが混ざっている。
ワニよし。
炭とガストーチよし。
ゴォー!! ためらいなく「一気に男らしく熱する」のがコツなのだそうな。
よーく焼いて孔雀石からぶくぶく銅が煮えて丸い感じになるころを見計らって…
トングでつかんで水に
ジュー!!
炭と銅がよく冷えたらよく冷やしたビールで優勝。
焼き上がった孔雀石はピカピカの銅に。還元剤と火力アップのために炭の上で焼くんですが、銅が炭の裂け目に落ちたほうがそれっぽい感じになります。
おや…よく見るとあかがね色に混じって青いところがあります。これを高倍率で撮影すると…
NIKON D850/bellows/渋谷光学 M67-120MA 3.0/60(rev)
これはもしかしたら藍銅鉱? 炭から炭酸ガスが出て一部アズライトになったのか!?
(この条件だと藍銅鉱はできないっぽいです。依然謎の青)
ワァ… きれい…
孔雀石のままでも綺麗だったけど、自分で焼いたものがこんな味わいのある標本になるのはたまらぬ… 下のほうの赤いところは焼きをためらって酸化してしまったことによる亜酸化銅。そこがシームレスに銅なっているところがまたいい…
あたりが暗くなったところで、炎色反応のグリーンを見るためもう一回。サポーターにソーセージも添えて。
突然のリクエストにもかかわらず体験学習させていただきありがとうございます!
たくさんのふしぎ「石は元素の案内人」。もうすぐ在庫がなくなってしまうかもなので、早めにゲットしておくんだ!! 今度は昆布を焼いてヨードを抽出する「かじめ焼き」をしたいナ~ めちゃくちゃ臭いというのでひるむ~~
【注意】アマゾンだとプレミア価格にしている売り主がいるので、公式やヨドバシで買ったほうがいいかもしれないです(定価770円税込み)
[↑だぶさんのふしぎ。超オススメ]