マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

巨大フジノン。FUJINON-M 5.6cm f/7.3

FUJINON-M 1:7.3 f=5.6cm

FUJINON-M 1:7.3 f=5.6cm。
全長=180mm
重さ=1.2kg
マウント=(おそらくM67 P0.7)
固定絞り

旧世代産業用フジノンのお約束。公式データは一切ない。上記はわたしによる素人採寸なので、参考程度に思っていただきたし。

防湿庫の中のヌシとなっている巨大レンズのひとつだ。
正直実写するのも億劫なので、どんな写りをするかはわからない。
これは完全に『置きレンズ』と成り果てている。

 

FUJINON-M 1:7.3 f=5.6cm

世界に散らばるフジノンM。
その『M』に込められた意味は『MICRO』の頭文字であるというのが自説なのだけれども、この巨大な純正キャップでそれは確信に変わった。

わたしが知る限り、フジノンMの付属品でこうしたヒントがある、唯一のアーティファクトだ。産業用フジノンはケースも簡素であったり、そもそもキャップがあるのかわからないものが多く、このレンズとキャップのセットはわたしの探究心に光明を与えてくれた。
この純正キャップは『FUJINON-M 5.6cm f/7.3』の前玉にぴったりフィット。フタ裏に布を貼ったスリップオンだが、一度はめるとぴったりすぎて、内部が真空状態になってちょっとやそっとじゃ抜け落ちない精密さだ。

FUJINON-M 1:7.3 f=5.6cm

この巨大なレンズで何を撮ったかは伝えられていない。
製版用ではあるのだろうけれど、表舞台には出てこない裏方レンズだったのだろう。
そう思うと、一度くらいはマウントして試写しなければという気になってくる。
しかしでかい。

FUJINON-M 1:7.3 f=5.6cm

レンズ内の状況もいいとはいえない。
それでもマウントさえできれば実用できるはずだ。
しかしでかい。でかいのだ…

 

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[↑防湿庫整理のたびに処分したくなる大きさ]