「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」を導入してから猫様を撮るのが楽しい。Z24-200はとても便利なレンズだったのだけれども、ZMC105/2.8Sの描写は素晴らしく、猫様をピンで抜くのであれば猫ポートレートレンズとして大変満足できる。 マイクロニッコールの鋭い…
以前ツァイスの可変倍率ルーペを紹介してすぐ。 「おツァイスの10倍もイイっていうけどどうなんだろ~」 と思って中古品を手に入れていた。これがかなりよかったし、わりかしルーペのブログ記事の反響があったので紹介しておきたい。結論からいうと「さすがZ…
このコロナ禍で前売り券オンリー。そして二部制完全入れ替えとなった東京ミネラルショー。通称池袋ショーだけれども、単純にチケット購入が面倒くさいという理由で、当初は行くかどうか悩んでいた。けれども石友が招待券を融通してくれることになり、初日、…
石フリマと池袋ショーではそれなりの釣果があり、この年末年始は洞窟のドラゴンよろしく宝物に囲まれてぐうたらできそうだ。購ったものもルースに標本に謎の置物とバラエティ豊かで、とても一度には紹介できないし、ドラゴンたるもの一度に宝物を開陳するの…
鉱物撮影の高倍率マクロ撮影者としての結論は「三脚不要。撮影台をガチガチに固めろ」なんだけれども、一般撮影や旅行。部屋の中でのブツ撮りなどで三脚に頼らなくてはならないシーンがいろいろある。そんな理由をつけて一本、また一本と増えては減っていき…
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR。三ヶ月ほど使ったけれども、これはすごい高倍率ズームですよ。結論としては「F値が暗いという以外文句がない」ということ。 わたしはこれまで高倍率ズームを敬遠してきたんですが、その理由は「なんかシャープじゃない」「望…
悪疫自粛からの流れで、ここのところめっきり出不精が続いていた。外に出ないことが正しいという意識が刷り込まれている…という大層なことではなく、なんかダルいし面倒くさいしという後ろ向きな理由なのはよくわかっているんだ。 文化の日だし、ここは文化…
Qalat Payeen,Bandar Abbas County,Homozgan Province, IranFoV=36mmNIKON Z5/NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S いまさらながら2021年春の浅草石フリマで釣り上げたズニ石を撮った。 買ってしばらく机の上に置いて、気が向くとコロコロ転がして遊んでいたりした…
ニコンZによってオールドレンズを使う遊びがたやすくなった。わたしの本懐はマクロにあり、それ以外のレンズについてはわりと興味を深くしてこなかった。 ニコンFマウントカメラを使っていたこともあり、多くのレンズで無限遠を出せない一方、リバースにして…
2021年10月21日。産業用、工業用レンズの啓蒙の一大アーカイブであり詩集である『RED BOOK NIKKOR』の設立20周年だ。ニッコールだけではなく、広く産業/工業用レンズのに光を当て続けてきた偉大なサイトであり、光の当たらない裏側を写し続けてきたレンズた…
新しいレンズを購入した。NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S。ニコンのマイクロレンズ。マイクロニッコールの名前はMCと略されてしまったのが少しさみしい。 発売されて作例があちらこちらに上がり、すぐに脳内から快楽物質が滲み出てくるのがわかりました。「こ…
根津神社は都内文京区。いわゆる『谷根千』と呼ばれる散策エリアのトリとして街歩きのクライマックスとして知られる。わたしは西日暮里から谷中にアクセスし、根津で旅を終えることが多い。そんな扱いをしているけれども、起源は今から千九百年余の昔、日本…
ある夜、友人が「謎の食材を見つけた」と呟いていた。桃膠(とうきょう)というもので、桃の樹液を乾かして固めたもの…それって琥珀?石クラスタとしては買わずにいられなかった。 届いてみるとまったく琥珀。アンバーでもなくコパルでもなくもっともっと若い樹…
マクロレンズ大好きなわたしがFマウントで一本を選ぶのであれば、このマイクロニッコールAF-S60/2.8G。一口にFマウントといっても非Ai、Ai、Sタイプ、Dタイプ、Gタイプ、Eタイプ。AF駆動方式にもいろいろあるけれど、そこらをひとまず置いておこう。 このレ…
小石川大神宮。と聞くと、東京にお住まいの神社マニアから「ほう…」と唸り声が聞かれるはずだ。すべての神社の頂点に立つ伊勢神宮から直接分霊を受け、東京における伊勢神宮の遥宮。つまり東京にいながらにして伊勢神宮にいるのと同じ格式の神宮であると位置…
Z5を導入してから、やっぱりFマウントの数々のレンズが使いたい欲が出てくる。でもまあわたしが持っているGタイプレンズは数本。たいていは古いマニュアルレンズと、Dタイプが数本。どうせDタイプはAF使えないし、ニコン純正のZマウントアダプター『FTZ』を…
LibetheniteRokana mine Copperbelt ZambiaFoV=37mmNIKON Z5/bellows/Macro-NIKKOR 65mm 1:4.5 ちょっと前にニコンのミラーレスカメラ『Z5』を導入したので、高倍率マクロを試してみる。Z5は日々持ち出し用と猫様を撮るカメラとして導入し、家撮りマクロはD8…
この夏は早朝を歩いて猫様の尻を追う一方で、植物や昆虫のようすもよく目についた。散歩の極意は虫眼鏡。小さな世界に目を向けることが楽しい。ほら、何気ない朝顔にちいさなアリが乗っているよ。 ヒメジョオンの地味な花弁にはハナグモが腕を開いて待ち構え…
あさんぽが続いている。だいたい早朝4:30~6:30くらいの間に一時間。カメラを持ってぶらぶら散歩している。悪疫下で会社に行かず、自宅作業が増えているので通勤時間を散歩に回している感じだ。 さすがに4:30ともなると半分夜で、暗がり見通すために高感度を…
自宅作業ばかりの日々。どうも近ごろ足の血行がよろしくない。ふくらはぎがずっと冷え冷え。エアコンのせいもあるし、それまで月に2度3度通っていたスパ銭へも足が遠のいて久しく。ということを漏らすと健康に口うるさい歴々こだわりのある方から「歩かなく…
8月が誕生月なわたしは自分にプレゼントを贈った。ニコンZ5/NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRレンズキットセットだ。去年は何も自分にあげていなかった気がするので、奮発した。石どもはまだD850で撮ることが多いだろうけれど、高倍率で本体も軽いこの装備はも…
引き伸ばしレンズというのは本来、フィルムの画像に光を当て、フィルムによって作られた情報を余すことなく印画紙に焼き付けるための拡大レンズのことをいう。その思想は情報を損ねることなく忠実に拡大する――つまりマクロレンズだ。であるから、マクロレン…
ある日いつものように脳内フィルターゆるゆるでSNSに呟きを重ねていたところ、薬用酒の話題が流れてきた。そこにわたしは「あの手のお酒は甘いのがダメ」と愚痴を漏らしたところ、すぐさま酒クラスタによる提案がもたらされた。「ウニムク。おすすめ」と。そ…
MadagascarFoV=14mmD850/Bellows/NIKON MM-Serise Object Lens 3x 2014年から2015年にかけてだと思う。それまで実物を見たこともないし、書籍でもほとんど見たことがないグランディディエライトの原石がオークションで出回った。宝石質ではないくすんだ長石…
等倍ほどの石の撮影のときに使うレンズの選択肢は多く、一般的なヘリコイドつきのマクロレンズだと50mm~105mm。カメラにベローズを装着するのであれば75mm~125mmあたりが狙い目になってくる。わたしは微動装置と撮影台とベローズを組み合わせたものを使う…
Erongo NAMIBIAFoV=50mmD850/bellows/NIKKOR--AM120mm f/5.6 5~6年前の池袋ショーで買ったゴシェナイトさんは黒いトルマリン。いわゆるショールを伴ってのお姿。エメラルドと同じベリルの仲間で、無色透明なものをゴシェナイトというけれど、無色透明。とい…
わたしは以前から欲しいと思っていた『ミクロワールドサービス』のJグレードプレパラートのことをSNSで言及していた。すべて在庫がなくて次の販売を狙っていると。 すると「直接頼めば作ってもらえますよ」という情報が。なんと受注販売。 じつは以前、最高…
Thomas Range Utah AmericaFoV=25mmD850/bellows/Ernst Leitz Wetzler Summar f=8cm アメリカ合衆国ユタ州のトーマス山脈からお越しのビクスビ石さん。この黒さときたら! この立方体具合はパイライトとよく似ていて金属光沢があるところもそっくりだけれど、…
一週間くらい前から佃島界隈をぶらりとしたい。という衝動に駆られていた。その理由はグーグルマップで佃一丁目の。とくに南半分の様子をストリートビューしてくれるとわかってくれると思う。 東京の中央区に昭和感のある町並みが四角く切り取られて残ってい…
その昔オリンパスは「宇宙からバクテリアまで」というキャッチフレーズで、OMマウントという一眼レフシステムを築いた。始めは「Mマウント」という名前だったのだけれども、ライカネジマウントがMマウントと呼ばれていたため、カタログなどを出したあとに物…